#20050315G1:狙われた鉱石

Plot

 マキシマム伯爵は数重なる失態により男爵まで実を落としていた。
 城は剥奪され、現在では流浪の身である。棺はどこかに隠してあるのであろうが、Vampireである彼にとっては危機的状況である事は間違いない。
 無人区で採掘中の飛来石に目をつけた彼は、陣頭指揮を執っているクエリー女監督に接触し、作業員達の命の安全と引き替えに彼女に飛来石を渡すように持ちかけた。
 ところが女史は気丈にその話を断る。
 この不気味な男が飛来石を怪しげな事に使うのは明白だったからである。
 女史はラバイバの街のリレックに飛来石の納品を依頼されていたが、この事件で納期は遅れた。


ラバイバの街

ラバイバの街で、飛来石の納期の遅れに心配したリレックは近くを通りすがった冒険者に話を持ちかける。
[説得 11]報酬の交渉が可能。リレックは一人あたり2000を予定しているが、最大3000まで上昇可能。
[WIS 12]リレックが憔悴しているのが分かる。彼女とは特別な間柄のようだ。
[INT 18]or[伝承知識22]旧大橋は、飛来石3つによって空間中に固定されて吊り橋となっていた。1/2マイルに及ぶ大橋を固定するのが飛来石の役目だ。
飛来石はジャイアントコーブで採掘されていたが近年になって飛来石の鉱脈が底をついたと聞いている。

通りすがったAlice(pandra-box)に話しかけるがそのまま過ぎ去ってしまった・・・。
次に通りかかったFrugel(ankoromochi)に話しかけてみる。
非常に無口でG困る(うひょひょ)
依頼を引き受けたいのだろうけど、全然すすまん・・・
#無言のママ3分すぎたりすんだなこれが
#まぁ、のんびりプレイする事を決めていたのでFrugelのペースに付きあう事に決定。
結局ダイスは一個も振らずに流れで依頼を受ける事になった。
酒場に戻って仲間を集めようと移動するFrugel。


くるろんの酒場

[説得 8]NPCいずれかにした場合
・飛来石について情報を聞ける。
・大橋についての過去の履歴、情報が聞ける。
・クエリー女史についての情報が得られる。
・リレックとクエリー女史の間柄について聞ける。

まったく行動無し。
仲間を集めるのと休憩の為だけに酒場に来たのね・・・。


途中経過

基本的に途中に適当にモンスターを配置しておしまい。

タブン、無難に進んだであろう。Gは準備でそれどころではないので適当に時間稼ぎを配置しておしまい。


本番準備開始

・その間に無人区の採掘場を作成。
・Shaperで鉱山、キャンプ、採掘場を作成。
・NPCを7人ほど発生させて、全員の顔を「ヘッドパーツ交換」と「皮膚着色」で微妙に変え、服装を鉱夫らしい物に変えておき、バラバラに配置した後に殺害。地面に転々と誘導用の道しるべ的死体にしておく。
・鉱山の前で女性を配置、服装と顔と皮膚の色を変更し、HP1に設定した後にEmoteワンドを使って倒れさせる。

・エリアに入った場所と最初の交差点に「活躍オブジェ」を配置。
・「Listen 11」で叫び声が聞こえる用に設定。
・二個目をWIS 11で血の臭いがする様に設定。

準備完了


無人

エリアにパーティが入ると同時に「活躍オブジェ」の一つ目を始動。
[聞き耳11]北西から悲鳴に似た女性の声が聞こえる。かすかだが確かに悲鳴だ。

無人区を進むと最初の交差点あたりで「活躍オブジェ」の二個目を始動
[WIS 11]うっすらと血の臭いが西の方から漂ってくる。

死体が転々としており、西へつづいている。
[Serch 11]鋭利な刃物で惨殺された跡がある
[Serch 15]首筋に二つの牙のような跡がついている。
[INT 18]or[伝承知識11]恐らくヴァンパイアの仕業ではないかと貴方は考えた。
死体は転々とつづいているが、鉱山の前の女史はまだ息があるようだ。
HP快復後、[説得10]女史から警戒心がとれ、内容を話し出す。
(回復させない場合は放置)

実は死体のうち2つはフェイク。男爵の手下のカースドである。
もしもPCがこの二つの死体の脈や死因を調べようとしたら[INT 15]でチェックさせる事。

見つけるFrugel。
かたっぱしから脈をみて生きてるかどうかしらべるMaria・・・そして全部失敗(をい)
女史の傷を治し、話を聞こうとするAdus&Maria&Furugel。
ひたすら頷くBlom(うはは)

適当に女史から飛来石の話をさせて、青い皮膚で黒いコートのマキシマム男爵のことを喋らせ、脅しに屈しなかった為にやられてしまたと話させる。

Maria Rothco :(青い皮膚で黒いコートって・・・まさか、サイコじゃナイヨネ・・・w

ちがいます
 
結局フェイクである男爵の手下のカースド(死体偽装)には気がつかないPC達。
クエリー女史に飛来石の隠し場所を堂々と聞く。
女史が「なむりの橋下の西の端から降りた峡谷に隠した」と告げると同時に、フェイクの死体(カースド)を起こし、走り去らせる。
 
焦ったFrugelは追いかけるが、当然追いつかず。

Maria Rothco : シマッタ!!
Adus : まてー

待つわけありません。

Blom : 小声でおしえてくれ

もう遅い
 
仕方なく峡谷に急ぐPC達。女史にポーションを3本ほど渡して鉱山に隠れている様に指示するAdusとMaria。


[峡谷準備]

・テンポラリーエリアの右端を使って展開。
・ヴァンパイアを配置して、床に宝石を3つおいてから「飛来石」と名前変更。
・一つをヴァンパイアにもたせてからその場にしゃがませる。AIモードはHJ2。
・通路を起点に援軍到達にみえるようにカースドアーチャーを配置。
・PC達が来る場所の最初の交差点にバーバリアンとプリーストを配置。
・ミスれば、末端のカースドまて一気に波状攻撃に来るはず(悪魔)
・お情けでトラッカーを配置


[峡谷]

[Spot 3]降りたところは暗い峡谷で日の光は全く差し込まない陰気な場所だ。
通路から見える位置にバーバリアンとプリースト。

男爵は[説得15]戦闘を辞めて話を聞く様になる。部下を止める。

Mariaが、ちゃんと渓谷に飛び降りてくれたのが嬉し。えらいっ。

到着時にFrugelがネズミを放ち、トラック開始。
(折角トラッカーおいたのになぁ。まネズミかっこいいからねー)

折角此処まで周到に行動しておきながら、いきなり最初のバーバリアンに見つかるBlomとAdus。(うははは)

説得所ではなくなってそのまま戦闘突入。
数珠繋ぎにヴァンパイアまでやってくる。(をいをい)

仕方ないのでヴァンパイアには憑依して、戦闘途中で捨てぜりふ。
マキシマム男爵 : 「むぅしまった、飛来石をまもらなければ」
すでに幼稚園の演劇会ですな(私はこういうノリは好きだw)

逃げる男爵、追うMaria。それをさらに追いかけるFrugel。

追い詰まった男爵は自分の足場にダークネスを唱え、闇の中に消えていった・・・。

その後、戦闘は終わり飛来石を二つGETするPC達。


無人

飛来石を女史に渡す前にAdusが、女史が本物かしらべだす。
たちまにPC達はみんな疑い出す。
とりあえず飛来石を最後に渡すという手段で、その間に見極めようとするAdusとFrugel。

女史をパーティにいれて一路ラバイバに。


ラバイバ

リレックにあわせてロマンスシーンを演出後、クエリー女史は身を隠す為に旅立つ。
飛来石をリレックに渡してエンディング演出(黄金パターン:音楽変更[善の寺院1]→経験値→音楽変更[酒場2])

おしまい。


総括

なかなか良いPTでしたが、火力(攻撃魔法)の総量が足りなかったので苦戦しましたね。
それでも死者を出さずにすんでますし、良い冒険だったんじゃないでしょうか?
なによりMariaとAdusの動きと思考がTRPGとしては素晴らしいですね。
言う事なしです。

DMも大変楽しませて頂きました。